日本で暮らし始めた外国人が最初につまずく生活習慣の一つが、ごみ出しです。難しいのは分別の細かさ以上に、ルールが全国共通ではないという点です。
決めているのは市区町村
ごみの分別方法、袋の種類、収集日は、国ではなく市区町村が定めています。同じ東京都内でも区が変われば分け方が変わります。
つまり引っ越すたびに覚え直しになります。前に住んでいた街のやり方をそのまま続けると、袋が回収されずに残されます。
転入手続きのときに役所でパンフレットをもらえます。多言語版を用意している自治体も多いので、窓口で聞くのが確実です。
よくある区分
自治体によりますが、おおむね次のように分かれます。
- 燃えるごみ(可燃ごみ) — 生ごみ、紙くず、汚れた紙など
- 燃えないごみ(不燃ごみ) — 金属、陶器、ガラスなど
- 資源ごみ — ペットボトル、缶、びん、古紙、段ボール
- 粗大ごみ — 家具、家電など大きいもの
ペットボトルはキャップとラベルを外し、中をすすいでから出します。外したキャップとラベルはプラスチック類に回る自治体が多い。
粗大ごみは有料
家具や自転車のような大きいものは、普通のごみとして出せません。自治体に申し込み、処理券(シール)をコンビニなどで買って貼り、指定された日に出します。
申し込みから収集まで日数がかかることがあるので、引っ越し直前に気づくと間に合いません。
指定袋と出す時間
多くの自治体が指定袋を定めています。スーパーやコンビニで買えます。透明や半透明の袋のみ可、という自治体もあります。
出す時間も決まっています。基本は収集日の朝です。前の晩に出すのは、カラスや猫に荒らされるため禁じている自治体が大半です。
つまずいたときに起きること
ルールを外れた袋は回収されず、警告のシールを貼られてその場に残されます。集合住宅では誰の袋か分からないまま置き去りになり、住民同士の気まずさにつながります。
外国人住民が責められる形になりやすい場面ですが、原因はたいていルールを知る機会が無かったことです。受け入れる側が、転入時に一度まとめて渡しておくのが結局いちばん早い。